作品紹介

長野県軽井沢 K邸

老後を見据え、エレベーターも設置したバリアフリー・ログホーム

東京で自営業をしていたKさんは、引退を機にご夫婦で自然豊かな場所への移住を決意。年を取って運転できなくなった時のことも考え、バスの便が多く、東京にアクセスしやすい南軽井沢の別荘地を、終の棲家を建てる場所に選んだ。そして、この地に合う家をイメージしたら、おのずとハンドカットのどっしりとしたログホームになったという。

とはいえ、Kさんご夫妻はログハウスを建てるにあたり、老後や、万一車いすになった時の生活などに心配があった。ベルウッドでは、将来を見据えた備えとして、1階リビング裏から2階のロフトをつなぎ、荷物の上げ下ろしにも重宝するエレベーターを設置。セトリングもエレベーターの方で高さの調整がきくので問題はない。さらに浴室にも将来リフトが設置できるように支柱と電源を備えた。その他、玄関のスロープや室内の間仕切りにも段差をなくすなど、バリアフリー対策をしっかり図った。

陽光が降り注ぐ、10m×10mの開放感いっぱいのリビング。遊び心あふれるらせん階段、エレベーターの上のロフト。可憐に彩る白木蓮のステンドグラスは、奥様がデザインしたオリジナルだ。備えとともに、今の暮らしを豊かにする輝きが随所に散りばめられている。