極太ログとアートが織りなす、創作活動のためのモダンな非日常空間
日本を代表する作詞家であり、作家や舞台演出など、多方面で活躍するなかにし礼さん。避暑と書斎を兼ね軽井沢にログハウスを建てようと決め、以来、雑誌等で研究を重ねていたという。ベルウッドの斬新なデザインと太い丸太が気に入り、「モダンなイメージで設計してほしい」というオーダーを受けた。仕事柄、「住まいは非日常でなくてはならない」というのが、なかにしさんの信条でもあった。
そこで、プローシステムの前はウッドデッキが普通だが、テラコッタタイル張りのテラスにし、ラインを角のない柔らかな曲線にした。玄関ドアとドーマーの外壁を青色にしたのは、なかにしさんの大胆なアイデアだ。直径80㎝の極太柱のらせん階段や、レンガの壁にはめ込まれた巨大な絵画、随所に輝くステンドクラスなど、内部にもさまざまな趣向を凝らした。これまでになかったモダンでアーティスティックなこのログホームは、なかにしさんの創作活動の拠点となっている。