何もしないという贅沢を味わう山荘
西日本屈指の雄大な自然で知られるリゾート地、蒜山高原に建つ大型ログホーム。オーナーのTさんのこだわりを具現化するために20回以上も図面を書き直した。間取りはあえてシンプルにしており、1階の床面積が126㎥もありながら、LDKに仕切りを設けず一つの空間とした。その結果なんと50畳以上もある広大なLDKが実現。しかもログ材に色が薄いスプルースを使っているため室内が非常に明るく、開放感にあふれている。リビングの大型プローシステム、浴室の小型プローシステムがバランスよく配置され、東側エントランスは、ハンマートラスの小屋屋根、西側にはスパを備えた大型デッキ、そして八角形のギャゼボと、どの方向から見ても隙のない外観だ。「デッキのスパやリビングで、流れる雲を何も考えずに眺めているときが一番癒される時間です。」Tさんの言葉どおり何もしないという最高の贅沢を味わうのにふさわしい作品になった。